宅配ドライバーの裏事情と就職と転職先

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宅配ドライバーの裏事情と就職と転職先

自宅まで荷物を届けてくれる。宅配便のドライバー。時間指定や再配達。ましてや雨の日まで届けてくれるドライバーにいつも感謝していますが、しかしドライバーにはその感謝がなかなか伝わらないのは現状です。

当たり前のように荷物を届けてくれるドライバーは仕事と言えば仕事ですが、物流の仕組みがもう少し改善されれば良いなと思いながら、今日も配達をしてくれています。

宅配便ドライバーが直面する主な問題は以下のようなものがあります。

1. 再配達の多さ
不在が多く、再配達の負担が大きい。特に個人宅向けの配送では、1回で受け取ってもらえないことが多く、時間と燃料の無駄が発生する。

2. 荷物の量が多すぎる
ネット通販の普及で配送量が増加し、一人当たりの負担が重くなっている。特にセール時期や年末年始は、業務量が異常に増える。

3. 時間指定配達のプレッシャー
指定された時間内に届ける必要があるが、交通状況や前の配達先の都合で遅れることも。クレームのリスクがある。

4. 駐車スペースの不足
都市部では駐車できる場所が少なく、路上駐車をすると通行の邪魔になったり、違反のリスクがあったりする。

5. 荷物の重さ・大きさの負担
大型家具や家電の配送では、持ち運びが大変で、体を痛める原因になる。エレベーターなしの建物ではさらに負担が大きい。

6. 悪天候でも働かないといけない
雨・雪・猛暑などの厳しい天候の中でも、配達を続けなければならない。

7. 受け取りトラブル
「頼んでいない」「こんな荷物じゃない」などのクレームが発生することがある。また、高齢者や外国人とのコミュニケーションが難しい場合も。

8. 待遇や給料の問題
体力的な負担が大きい割に給料がそれほど高くないことが多く、労働環境が厳しい。個人委託ドライバーは特に収入が不安定になりがち。

9. トイレの問題
配達ルートの途中でトイレに行きづらい。特に女性ドライバーにとっては大きな課題。

10. 詰め込みすぎのスケジュール
配送件数が多く、休憩を取る余裕がない。時間に追われることで安全運転が難しくなることもある。

こういった問題を解決するために、置き配の推奨、宅配ボックスの設置、AIを活用した配送ルートの最適化などが進められているけど、まだまだ課題は多い。

就職・転職先としての問題点

宅配便といえばヤマト運輸、佐川急便、郵便局(日本郵便)。それぞれ独自の企業文化や働き方の特徴があります。転職や就職を考える際には、以下の点を比較すると良いでしょう。

1. ヤマト運輸(クロネコヤマト)
企業体質・文化:
• サービス品質を重視し「宅急便」を日本に定着させた企業。
• 労働環境の改善に力を入れており、2020年頃から「働き方改革」を推進。
• ドライバー業務は個人宅配が多く地域密着型。
• 近年、EC(ネット通販)市場拡大により荷物量が増加。

働き方・待遇:
• 労働時間は長くなりがちだが、近年は改善傾向。
• 年収は比較的高め(ドライバーで400万~600万円程度)。
• 福利厚生は充実しているが、現場は体力的にハード。
• 人手不足が続いており、ドライバーの負担が大きい。

2. 佐川急便
企業体質・文化:
• 体育会系の風土が強く、上下関係が厳しいと言われることが多い。
• 法人向けの配送が多く、大口の荷物を扱うことが多い。
• 過去には長時間労働の問題が指摘されたが、最近は改善の動きがあるが、過去に入社した者が管理職になっているので簡単には変わらない。
• パワハラを受けてきた人が管理職となりその下、その下とパワハラを受けてきているので自分だけお利口さんになって後輩に優しくはできない。また、セールスドライバーとしてのノルマがあるのでミスが出れば減点なので他のスタッフに優しく接していられない。自己中社会パワハラ体質は直らない。

働き方・待遇:
• ヤマトより給与はやや高め(ドライバーで500万~700万円も可能)。
• 体力勝負で、重い荷物の取り扱いが多い。
• 労働時間は長めだが、インセンティブ制度あり。このインセンティブが自己中社会を築いている。
• 福利厚生はヤマトと同程度だが、職場環境の厳しさに差がある。
• 低学歴社員が多く改善意識が無くパソコン操作すらできない社員が多く、女性に媚びる男性社員ばかりで女性の意見ばかり聞くので不協和音が絶えず起こっている。

3. 日本郵便(郵便局)
企業体質・文化:
• 公務員的な雰囲気が残るが、民営化(2007年)以降は競争が激化。
• ルールや規則が多く、変化を好まない傾向がある。

働き方・待遇:
• 郵便配達員は比較的安定しているが、給与水準は低め(300万~500万円程度)。
• 正社員と非正規の待遇格差が大きい。
• 長時間労働は比較的少ないが、繁忙期は残業あり。
• 昇進は年功序列傾向が強い。
• 細かい郵便物や、書留、時間指定など配達業務が多いのに比べ、集荷要員は時間に余裕があり、その偏りが不満に繋がっている。

結論: どこが向いているか?

ヤマト運輸 → 安定した企業で働きたいが、体力的にある程度の負荷を許容できる人向け。

佐川急便 → 高収入を狙いたい人や、体育会系のパワハラ環境に馴染める人向け。

日本郵便 → 公務員的な安定を求める人や、ルールに従って多忙でも働くのが苦にならない人向け。

転職の際は、自分の性格や体力、働き方の希望をよく考えて選ぶのが大切です。

まとめ

。ネットショッピングやサブスクリプションの普及で、それを支える物流業界。世の中便利になったと思う反面、時間指定などさまざまなサービスが末端のドライバーを苦しめています。
時代と共に増えていった、タイム便、クール便、信書、休日配達。このサービスを利用者が必要のない時間指定をかけたり、念のためクール便にしておこう!と、余計な配慮がドライバーたちを苦しめています。
もっとITやAIが人間の感情まで汲み取れれば、「他のサイトでも注文してますから複数来ます」とか、「送り主はは急いでいても受け取り側はそれほどでもない時」など、物流の状況を俯瞰して見られる様になると、物流の負担が減る気がしています。

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